こんにちは、院長です。
佐渡オープンウォータースイミング、行ってきました!
オープンウォータースイミングとは、海とか湖のような自然の水中で行われる遠泳みたいなもんです。2000mの30歳代部門で第6位、頂きました!が、30代は40人位しかいなかったっていうだけ…。
今回は、反対咬合の症例です。受け口と言われる下顎がでている歯並びです。 反対咬合は大きく分けて、遺伝的要因の強いものと、単純に歯並びのエラーによって起きたものに分けられます。 遺伝的要因とは、ご家族・ご親戚などの血縁関係内に同じような歯並びの方がいるかどうかです。 この場合の下顎の成長コントロールはある程度抑制できても、限界があります。
今回、お話しするのは後者の方、つまりちょっと生え位置が間違ってしまったという症例です。
上の前歯2本が生えてきたが、かみ合わせが逆になっているという相談でした。まず①→②で2本の歯を前に押し出しました。
その隣の2本が生えるのを少し待ったところ、やはり下の歯の内側に生えてきてしまいました。かつ、2番目の歯を押しだすためのスペースも足りなかったので、若干の拡大後(③)、押し出して整えました。
この症例にかかった費用は\80,000(装置代)+月々\2,000(管理料)でした。治療期間はおよそ1年。
もう一つ、まだ乳歯列の段階での症例です。 矯正装置を作る為の型取りさえできれば、乳歯列でも開始することが出来ます。
単純に上の歯を押しだしただけです。治療期間は半年。この症例にかかった費用は\50,000(装置代)+月々\2,000(管理料)でした。
反対咬合を呈しているお子さんの顔を横から見ると、上顎より下顎の骨の方が前に出ています。歯並びそのものよりも、どちらかというとこの顔貌を気にされるご両親が多いでしょう。
早い時期に上下の歯の位置関係を直しておくことのメリットは、骨格の改善です。 上の歯を下の歯の前に戻ししっかり咬むことで、上顎の骨が下顎より前にきっちり成長するのです。 これは、骨がやわらかくまだ成長段階にある、小児期だからこそ見られる変化だと思います。
遺伝的要因の無い、反対咬合の改善は多くの場合1年掛からずに治すことが出来ます。 軽度のものだと歯列矯正すら必要なく、ちょっとしたトレーニングで治すことが出来ることもあります。 いずれにしても、開始するタイミングが重要なので、かかりつけ医に早めにご相談するとよいと思います。
しまだ歯科こども歯科クリニック 院長:しまだ
タグ: テーマ:歯列矯正 - ジャンル:ヘルス・ダイエット
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